OM-1で野鳥や航空機などを連射で撮影していると、写真を保存するPCのディスク容量が不足するようになりました。
枚数も多いため、撮影した写真の中から目当ての一枚を探すのも時間がかかります。
そこで、プライベートクラウドにも対応したNASを用意して、写真管理用のストレージに使ってみることにしました。
用意したもの
NASには、SynologyのDS923+を選びました。
ネットワークインターフェイスやメモリの拡張性、対応するディスク容量を基準にして製品を探しました。ソフトウェア面も優れていて、写真用のプライベートクラウドソフトウェアが使えます。
HDDは、Western DigitalのRed plus WD80EFZZにしました。
Synologyの公式サイトで互換性が保証されていることと、NAS用製品の静穏性を重視しました。
Synology DS923+
開封した様子です。HDDが4本入るサイズですが、想像していたよりも小型でした。
正面には電源ボタンと、USB3.2Gen1のType-A端子があります。
背面には、1Gbps LANポートが2つ、eSATAポートが1つ、USB3.2Gen1のType-A端子が1つ、PCIeの拡張スロットが1つあります。
内容物は下記のものが入っていました。国内正規代理店で購入したので日本語の汎用マニュアルが入っていました。
HDDを組み立て
Quick Installation Guideの組み立て手順に従って、HDDを組み立てていきます。
ねじ止めも必要なく、パチパチとプラスチックのマウントをセットしていくだけで、とても簡単です。
OSのインストール・ストレージプールの設定
ルーターにLANケーブルで接続後、電源を投入しました。
付属の説明書に従ってOSインストールやストレージプールなどの初期設定を行いました。ストレージの初期化処理が始まり、残り10時間以上の表示がでていたので一晩待ちました。
ベンチマーク
WindowsPCから1000BASE-T(1Gbps)の有線LANケーブルで接続したルーターのベンチマークです。1Gbpsの通信速度相当のRead/Write性能を発揮していました。
通信速度がボトルネックになっているので、10Gbps対応の拡張インターフェースボードなどを追加すればさらに速度が向上すると思います。
写真管理ソフトウェア - Synology Photos
ストレージの設定が完了した後に、Synology Photosをインストールしました。
ストレージ上に写真データを移行する作業が必要でしたが、1Gbpsの限界速度で転送できたので思っていたよりも早く終わりました。
https://www.synology.com/ja-jp/DSM70/SynologyPhotos
スマホ用アプリからアクセスできるので、外出先からでも自宅のDS923+に保存しておいた過去の写真を閲覧できるようになりました。