Mac Pro (Early 2009)のHDDをSSDに換装してみました。
購入当初から内蔵されていたHDDを使っているため、SSDを使っている最近のMacに比べて読み込みも遅く、起動にも時間がかかっていました。
また、OSをアップデートしながら使ってきたため、不要なアプリケーション等を一掃する意味でも、新しいストレージを用意してOSからクリーンインストールすることにしました。
用意した物
今回のSSD換装には、こちらの2つを用意しました。
- Other World Computing OWC Mount Pro 2.5インチ ドライブマウント 2009年-現行型 Apple Mac Pro
- CFD販売 SSD 480GB 2.5inch TOSHIBA製 内蔵型 2.5→3.5inch変換マウンタ付 SATA6Gbps CSSD-S6T480NMG1Q
OWC Mount Pro 2.5インチ ドライブマウントは、旧型のMac ProのストレージラックにSSDを搭載できるようにするためのマウンタです。
Mac Proに標準搭載されているマウンタは、3.5インチのHDDを想定した作りになっているため、そのままでは2.5インチのSSDをネジ止めできません。
SSD搭載場所も青色でわかりやすくなるため、これにしました。
肝心のSSDは、CFDの480GBのものにしました。
TLCのSSDは初めて購入しました。MLCのSSDに比べてRead/Write性能がどれくらい差があるのか気になりましたが、思い切って選択しました。
OSの再インストール
マウンタとSSDを設置したあと、OSをインストールする作業で手間取りました。
Wi-Fi接続ができるMacであれば、SSDをフォーマット後にネット経由でOSイメージを取得しながらインストールできるようですが、MacProの有線LANではうまくいきませんでした。
HDDのOSから再度起動して、App StoreからEl CapitanのイメージをダウンロードしてSSDに対してインストールしました。
- 電源を落とした状態から起動し、cmd+Rを押しっぱなしにしてユーティリティを起動
- SSDをフォーマット
- HDDから再起動
- App Storeの"購入済み"からOS X El Capitan.appをダウンロード
- OS X El Capitan.appを使って、空のSSDに対して新規インストール
- System Preferencesから起動ディスクをSSDに変更
- 再起動
換装前後のパフォーマンス比較
起動にかかる時間と、Disk性能を測定しました。
電源を落とした状態からOS起動完了までにかかった時間は、HDDでは2min8sec。SSDでは、50secでした。約2倍速くなりました。
ディスク性能は、Blackmagic Disk Speed Testを使って測定しました。だいたい3倍程度高速になったようです。
HDDの測定結果がこちら。
SSDの測定結果がこちら。
TLCの特徴が出たためだと思いますが、何度か負荷をかける測定を繰り返していくとパフォーマンスが低下していきました。実用的には問題なさそうです。